築5年以内

大きな劣化が見られない場合、築5年以内であれば新築時と大差のない価格での売却も望めます。立地が好条件で周辺環境の開発も進んでいれば、新築時よりも高い価格での売却も期待できます。

築10年前後

一般に中古マンションの購入を検討している方は、建物や内装の劣化が少ないことから、できるだけ築年数が浅い物件を探す傾向にあります。そのため、築10年前後のタイミングで売る方も多く、価格競争が激しくなる可能性があります。

築15年前後

築15年前後であっても、劣化の状態によっては築10年前後とあまり変わらない注目度で売り出すことが可能です。ただし、マンションでは15年前後の周期で大規模な修繕工事を実施する物件も少なくありません。修繕工事の有無によって査定や売却価格に差が出てきます。

築20年前後

分譲マンションの価格は、築20年前後までは下降し続けますが、それ以降はあまり変動がありません。メンテナンスや修繕工事次第で物件の価値は変わってきます。これ以上値崩れが起きないように、こまめにメンテナンスを行うとよいでしょう。

築30年前後

築30年前後の分譲マンションとなると、1981年以降に定められた新耐震基準で建てられているか否かによって、売却に影響してきます。建築確認日が1981年6月1日以降であれば、新耐震基準が採用された物件です。気になる方は建築業者に確認しましょう。

このように、分譲マンションの価格は築年数に応じて変化していきます。最適なタイミングでの売却ができるように、ぜひ参考にしてみてください。

売り時を逃さずに売却する

分譲マンションを売却するタイミングには、築年数や周辺環境の条件などに加えて、住宅ローンの金利や景気の動向も関係してきます。分譲マンション自体の価値と、景気動向などの外的要因とのバランスをしっかりと見極め、最適なタイミングで売り出せば、高い価格での売却が期待できます。

広告には写真を多く掲載する

不動産広告を掲載する際、できるだけ多くの写真を載せることで問い合わせ率を上げることができます。きれいな写真を選別して載せることはもちろん、傷や劣化した部分も一緒に掲載しておくとよいでしょう。ウィークポイントも正直にあらかじめ知らせておくことで、買主との信頼関係を構築しやすくなります。

内覧準備を怠らない

購入希望者が内覧で訪問する前に、きちんと準備をしておくことで印象をよくすることができます。例えば、最寄り駅や商業施設から距離があるといった不利な条件がある場合でも、清潔なスリッパを用意したり、室内をきれいに清掃したりしておくことでイメージアップにつながります。

同じマンション内の競合物件に注意する

戸数の多い分譲マンションの場合、同じ時期にほかの住戸も売り出されることがあります。その場合、価格競争となってしまい、どちらも本来より低めの売り出し価格となり、損をする可能性が出てきます。そうしたケースに陥らないよう、分譲マンション内の動向はチェックしておきましょう。

不動産会社は納得がいくまで探す

マンションの査定は複数の不動産会社へ依頼することが可能ですが、最終的に売却を依頼するのは1社です。そのため、経験豊富で信頼できる不動産会社を選んで、適正価格での分譲マンション売却が実現できるようにしなければなりません。